2014.12.28 北佐久郡・軽井沢町より撮影『浅間山』

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本年は、One Step Beyond で望んだ19年目のシーズンのASAMANA・小林農園浅間サンライン
直売店のスッタフ。毎年、京都・清水寺の今年の世相を表す漢字、一文字は、17年ぶりに消費税が
upしたこともあり、『』でしたね。小林農園にとっては、『雪』です。そう、バレンタインデー大豪雪です。
よって、当園の野菜苗販売センターの28棟のうち約3分の2が倒壊。一時は、今シーズンは、正直
諦め掛けました。その積雪量は、観測史上最高の軽井沢で99cm、わが街・小諸市では104cmを
観測しました。

しかし、12Asama会員の皆さまに本当にあたたかいお見舞いメールやお電話をいただき、一度更地
に再度仮ハウスを建築し、なんとか例年のように信州・東信地区、最大級の野菜苗販売センターの
意地と感謝の気持ちを胸に野菜苗70種類を販売することができました。本BLOGにて、ASAMANA
スタッフ一同感謝申し上げます。
きっと、今回の大豪雪は、当園スタッフ一同、一生忘れることのない出来事でしょう。

さて、話は前後致しますが、One Step Beyond(一歩前に踏み出そう!)来シーズンは、お陰様で
節目の20周年を迎えます。ご来店いただいたお客様には何よりも、直売店ならではの新鮮で安全で、
おいしい野菜をご提供させていただくことを使命とし行ってまいりました。
当園マネージャーが、一番充実した点はとりわけ、お子様達との収穫体験です。ズッキーニ、ミニトマト
軽井沢ナンバン、長なすetc..とお客様(子供たち)の笑顔がなんとも嬉しく思いました。
この点は、さらなる充実を計っていきたいと考えております。

逆に、会員様方に多大なご迷惑をかけたのが、「JA志賀高原産の桃『白鳳』」でした。なんと一玉
一万円とも値が付く価格で新興国に輸出されていたために、なかなか卸売市場より入荷できず、
お品物の発送が遅れ、ボクの見通しが甘かったと猛省しております。
ただ、世界的には「和食」ブームということもあり、2014年の国産食品・農林水産物の輸出額は、
2013年を上回り2年連続で過去最高になる見通しだそうです。

フルーツ全般について言えば、昨年のような凍霜害、少雨、雪害もなく、「あんず」、「川中島白桃」、
「信濃リンゴ三兄弟」、そして、ウィンターギフトシーズンの「サンふじ」リンゴと安定にご提供できた
点は私的には満足しております。印象に残った点は、信州産ブドウが近年、非常に充実し20品種
以上を販売致しました。この点については、“生”プルーンについても同様ですが、やはりツートップ
の人気です。大粒で、種無しで、しかも皮ごと食べられるブドウ界の紫式部の『ナガノパープル」に
次世代マスカットブドウ『シャインマスカット』の人気には、提供するサイドとしても驚かされた次第です。

そして、広島を襲った集中豪雨や前述した、大豪雪とここ数年農業を生業とする当園のスタッフに
とって改めて、自然のすばらしさと共に怖さを実感したシーズンになりました。「異常気象」のための
リスクヘッジは、もうまったなしの状況まで来ていると考え経営の方針を再度考え直す年だったと、
プラス思考しております。この辺りは、来シーズンまでにゆっくり考えたいと思いますが..

上述したように、来シーズンは節目の20周年です。様々な感謝企画を考案しております。
また、皆さまに、社会に素敵な提案ができるように、しっかり笑顔で、元気に、これらも頑張って
いきたいと思います。

2014年、ASAMANA・当園をご利用いただきました皆々様、本当にありがとうございました。
スタッフ一同、心より感謝申し上げます。どうぞ良いお年をお迎えくださいませ。

2014年12月29日
ASAMANAマネージャー 小林