「もういくつ寝ると、お年玉」かわいい甥っ子&姪っ子からそんな声が聞こえてきました、当園マネージャー。
今年の12月も早28日です。

そこで「おせち料理」を今日は特集したいと思います。お正月の「節会(せつえ)」を祝う料理が「おせち料理」。
近年、百貨店等でのお取り寄せが増えておりますよね。
ご存知の方も多いかと思いますが、一品一品に「福」を呼ぶ意味が込められております。
せめてお正月くらいは、じっくりと伝統の味をかみ締めて一年の無事を祈りたいものです。

まずは、基本の『口取り』3品
数の子は「子孫繁栄」、田作りは「田植えの祝儀・五穀豊穣」
黒豆は、黒く日に焼けて「まめまめしく働けるように=無病息災」の意味があります。
P1010181






続いて、8品+1品
①【酢れんこん】・・穴が開いていて先を見通せることから先を読む意味が込められております。
P1010183






②【なます】・・白い大根と赤い和ニンジンが紅白の水引きに見立てます。
P1010188






③【えび】・・火を入れるとすぐに丸くなるエビは、腰の曲がった老人のすがたを重ねて長寿を象徴します。
P1010191






④【里芋の煮物】・・子イモがたくさん付くサトイモは、子宝に恵まれることを意味します。
P1010195






⑤【くわいの煮物】・・太い芽が出ることが特徴的なくわいは、「将来、芽が出るように」との希望が込められて
います。
P1010193






⑥「梅花にんじん」・・梅は初春に咲く花。
 その花を模して切り、煮物に梅干しを加えたものが梅花にんじんです。

⑦「鯛の二身焼き」=タイは「めでたい」語呂合わせです。

⑧「昆布巻き」=「よろこぶ」の語呂合わせですが、昆布の中には「子だくさん」 のニシンがいいそうです。

ラストは金運アップに「栗きんとん(金団)」・・金は黄金、団は塊を表し、金運を願った一品です。

家族揃って縁起のいい料理をいただくのは、すがすがしいものですよね。
また、その地域の伝統や○○家オリジナルの一品なんかも是非、後世に受け継いでほしいものです。