ASAMANA manager's-blog

旬のフルーツリレー便

2016年03月

育苗センターにて、長ナスの苗木!!ポットへの定植スタート!!


本日は、東京・世田谷区でひょうが降ったりなどして各地陽気が不安定だったようですね。

さて、ASAMANA・小林農園育苗センターでは、長ナスの野菜苗のポットへの定植を開始
致しました。

P1012224⇐間もなく当園28棟のハウスにて、通称「ポット並べ」終了致します。











Eggplant
長ナス
P1012231⇐可愛らしい「長ナス」の苗木です。






P1012226P1012228⇐の写真のように定植していきます。






P1012235⇐他の野菜の苗木も順調に生長しております。
*なお、本年の当園の「野菜の苗木」の大売出しは、4月下旬です。
乞う!ご期待!!


書評 『バイエルの謎』-日本文化になったピアノ教則本

■書評 『バイエルの謎』-日本文化になったピアノ教則本

27668850_1書評 バイエルの謎-日本文化になったピアノ教則本

著者 安田 寛
出版社 新潮社
発行 2016 03/01



《これぞ力作!!》
ミドミドミソミド・・・音楽関係者の方々であれば誰もが知っているであろう。ピアノ教則本=『バイエル』。ボクはピアノを教わったことがないのだが、本書によれば、高度成長期において、爆発的なブームだったのがピアノであり、同時に『バイエル』と名がつくピアノ教則本だったそうである。

著者は、登山家が「何故?山に登るのか? その山があるからの如く」日本に西洋音楽の教育法を移入した音楽取調掛の足跡を約6年強を超え年月をかけて追います。著者の研究によれば、1990年前後に『バイエル』に対する批判が高まったと記されていますかから、丁度日本がバブルの頂点のときと重なり、よってそれ以前にピアノを教わった誰しも「あっあ~」と思い出される方もきっと多いかと思います。しかしながらその詳細については、知られていなったのです。

そう、誰もが弾いていたにも関わらず、誰も知らなった『バイエル』。その謎に迫ったノンフィクション本が本書ですから面白くないわけがないわけです。従いまして、ボクのような全く音楽の無知の方でも、ノンストップでお読みいただける力作です。

1850年8月30日にドイツ・マインツにあるショット社が初版200部を発行し、そのショット社のカタログで一番ページを使ったのが、モーツァルトでもベートーヴェンでもワーグナーでもなくバイエルだったのです。我が国に導入されてからは、独自の発展を遂げたバイエル。その中には「おべんとう おべんとう うれしいな」の作曲者の一宮道子を含めた園田清秀、一宮道子、田中スミ、酒田冨治と4人いました。前述の園田清秀がバイエル改編を決定的に推し進めた人物といわれております。『新しいバイエル』の上巻が出版されたのが、昭和11(1936)年だったそうです。また、「子ども音楽教室」や「ヤマハ音楽教室」は、園田清秀が「絶対音楽教育」の創始者でもあったのです。この「絶対音楽教育」により、バイエルの意図した予備的なレッスンが実は消されていたことを著者は知ることになります。

そこで著者は、「バイエル」の3つの謎ときに解答を導きます。①:併用曲集とバイエルとは別の作品番号にすべきはずなのに、併用曲集と同じ101番という番号が付けられているのは何故か?②:第一グレードと第二グレードの内容があまりに違っているのは何故か?③:番外曲と番号曲とが混在し、しかしその関係が不整合なのは何故か? とまさに「バイエル」の核心に迫っていく箇所は本書の読みどころであります。

著者はバイエルの生まれたドイツ・グヴェアフルトを筆頭に、ドイツ・マインツ、バイエルの教則本の作曲者の母方の父親に辿り着きます。この人物がバイオリストだったのです。著者は、バイエルのⅮNAの礎にまで辿り着いたというわけです。

バイエルの死亡証明書から洗礼記録、親族にまで迫った著者による様は、著者の意気込みに現地の住民も巻き込まれていきます。結末は本書に譲りますが、春休みにおススメの一冊です。

Vividな柑橘、三重南紀の「セミノール」好評販売中!!


Citrus
【セミノール】 JA三重南紀
P1012204P1012210






◆「セミノール」は、「ダンカングレープフルーツ」×「ダンシータンジェリン」を掛け合わせて
誕生したアメリカ生まれの品種です。1910年代にフロリダ州のアメリカ農務省の試験場で
育成され、日本へは1955(S33)に導入されました。

P1012221






果皮は、赤みがかかった橙色で、甘み、酸味としっかりとした濃厚な味わいです。果肉はやわらかく
果汁はとってもジューシーなので、じょうのう膜(薄皮)ごと食べられます。食べるときは果汁で
手が溢れてしまうことも。地域によっては、「サンクィーン」又は、「紅小夏」と呼ばれています。

P1012215◎価格 1ケース 約10㎏入り サイズ2L~L 等級・緑秀
¥5、400- 
です。





トロピカル風な柑橘、「セミノール」を是非ご賞味下さいませ。

育苗センターにて、「緑の草」、『バジル』の苗木の定植スタート♪


P1012203『浅間山』
標高 2、568m
撮影 小諸市にて
2016 03.20




一昨日は、全国で一番早く福岡にて「サクラ(ソメイヨシノ)」の開花宣言が例年より4日ひど早く、
そして昨日、「春分」には球春を告げる春のセンバツ高校野球が開始されました。
このまま一気に春一直線とはいかずに、朝の最低気温が3~4℃予報の軽井沢地域です。
タイヤ交換は、もう少し先が安心かもしれないですね。

さて、昨日はASAMANA・育苗センターでは、ラテン語で「緑の草」と言われる野菜の苗木の
ポットへの定植を行いました。

Herb
【バジル】
P1012190⇐「バジル」の苗木です。
ハーブの人気は高まる一方ですね。有史以前から医療に大きな
役割を果たしてきました。

薬草や香草の総称のひとつですね。







P1012192P1012198⇐そして、昨日は「バジル」の苗木のポットへの
定植を行いました。





◆『バジル』の調理方法は多様ですね。生、煮る、焼く、炒める、揚げる、ソースetc..

P1012132◎他の野菜の赤ちゃんの野菜の苗木もスクスクと生長して
おります。
今シーズンのASAMANAべジタリングプロジェクト第一章は、
100種類の野菜の苗木の販売です。

さて、次に登場する野菜は、続報は本BLOGにて..

書評 『ありえない生きもの』

■書評 『ありえない生きもの』-生命の概念をくつがえす生き物は存在するか?

27610592_1ありえない生きもの-生命の概念をくつがえす生きものは存在するか?

著者 デイヴィット・トゥーミー
訳者 越智 典子
出版社 白揚社
発行 2015 12/30


《Weird Life》
本書では、生命の可能性の拡張を試みます。著者のトォーミー氏は、マサチューセッツ州立大学のアマースト校の英文学を専門としています。従いまして、怖い物知らずゆえの筆の行き過ぎた面もあります。ただ、読み手を惹き込みそもそも「生命」とは何かを論じるうえで、どこまで極端になりうるのか、さらにはボク達「ふうつの生物」は、どれだけ異質な生物でありうるかを、実に様々な分野を逍遥します。

現在、宇宙理論物理学者や天文学者を中心として、シミュレーション宇宙を充分に進歩した技術を備えただけに、膨大な数を作り出すことができるわけです。そう、ボク達はそのシミュレーション宇宙に生きているのです。
(まぁ何というか生きています)だからこそ、「ボク達を存続させたいと思うのなら、皆で危険を冒そう」というのが著者の姿勢です。

この点が、宇宙理論学者、宇宙物理学者、生物学者etc..とは著者は異質なのです。生命の起源や惑星探査での地球外知的生命に関する議論、マルチバースの生物などが、本書には収録されています。だが、既知の自然界の生物のメカニズムを評価するうえで、『生命の拡張』の仮説を立てる本書は、楽しいものなのです。

思わず人が「おおっと」と驚愕するような極限環境生物のリストがあったとしたら、それは「好熱性生物」が最初の祖先であったと考えられます。現在は、ご存じのようにおそるべき速度で種の絶滅しつつある時代です。通常時のおよそ100倍の絶対速度ともいわれています。生物の食物連鎖が危惧されるわけですが、このような環境でも400もの新種の哺乳類が見つかったと聞いたのなら驚かれるのではないでしょうか。ただ、それはヒトによる生息地の伐採や人植、いわば人類は森を焼き払って、何かが走り出てくるのか見定めようとしているのです。

ところが視点を変えれば、極限環境生物の一種が大局的楽観主義をもたらしてくれているわけです。各々の生物は脆弱かもしれないが、粘り強く、独創性に富めば、アーキアという極限環境生物に。すなわちこのドメインがの種が地球最初の生物だからです。

まず、微生物(バイオマス)が地球上の80%存在していると踏まえ、尚且つ人体の乾燥重量の10%を占めるいる点を考慮し、「奇想天外生物」が何とかやっていく方法は、「ふつうの生物」も、極限環境生物でさえ望まない場所へ移り住む。または、奇想天外なので誰も欲しないものを食べ、誰の邪魔にならないように排泄しているお蔭で、気付かれない可能性もあります。奇想天外生物は「ふつうの生物」と「生態的融合」の生物圏を作っていることになりすね。

実は本書の醍醐味は、「仮説」にあったのです。「証拠の不在は、不在の証拠ではない」。その言葉通りこれが本書のすべてです。昨今良く耳にする、ハビタブルゾーン(生命居住可能領域)があります。ここ数年でケプラー宇宙望遠鏡により、惑星候補が約2000個以上発見され、そのうちのおよそ50個が恒星のハビタブル・ゾーンに存在していると見積もられているそうです。NASAの戦略は、「水を探せ」が基本ですから、地球の極限生物が、これらのいくつかの場所に生きているだろうことは、想像に難くないわけです。

木星のエウロパの巨大な暗黒の海には熱水噴出孔の生物群、土星の衛星のエンケラドォスの氷の場所には南極大陸に生息する単細胞藻類、さらには金星の表面温度は460℃を超す高温で灼かれ、高密度の二酸化炭素でできた大気下で、地球の海面における大気圧の90倍もの気圧を受けています。しかし、この条件から地表40~70キロメートル上空では、温度は37度、地球の海面における大気圧の約半分ほどです。通称:「エアロゾル」=「雲」なのですが、地球のそれにおいては、多くの海洋性のバクテリアだったものが藻類・菌類として地球の積雲や層雲というような「仮説」を立て、雲型の知的生命、水が要らない生命、メタンを飲む生物、恒星で暮らす生物etc..の奇想天外生物を推論していく様は、仮にSF的空想の世界であったとしても、ボク達人間の想像力の世界はたかが知れていることを痛感させられます。

地球外知的生命(SETI)は、意外や意外、地球上の生命にそん色なくそっくりかもしれません。何故なら、本書を読了した限りでは、地球上の生命は宇宙から生まれた可能性が高いからです。

本書では、奇想天外生物やそれに伴う仮説、それと同時に奇抜な科学者たちとも遭遇します。合わせてお楽しみいただける構成となっています。
記事検索
月別アーカイブ
プロフィール

ASAMANAマネージャ...

タグクラウド
QRコード
QRコード
  • ライブドアブログ