ASAMANA manager's-blog

旬のフルーツリレー便

2015年02月

ASAMANA育苗センターにて、ブロッコリーのポットへの定植


この時期は、本当に三寒四温ですね。今日は、軽井沢地域も日差しが届きハウス内
は比較的暖かく、日中の気温は-1℃です。
しかし明日は、一日中雪マークです。

さて、今日は「ブロッコリー」のかわいい苗木のポットへの定植を行いました。
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アブラナ科のアブラナ属





P1012146わが街・小諸市は信州で生産量NO.1の野菜が「ブロッコーリー」です。

浅間山から吹き下ろした寒風を適度に浴びせ、過保護にならぬよう
それでいて、かわいい苗木をボットへ定植します。



P1012144その他、キャベツ、ステッイク(茎ブロッコリー)etc..も
すくすくと成長しております。





春が待ち遠しい、浅間高原です。

in 国立新美術館 『ルーブル美術館展』 2015


当園マネージャーによる、『芸術の春』第二章!! 昨日は、『ルーブル美術館展』に行ってきました。
混雑具合は、『オルセー美術展』の同じくらいでした。ボクが近年鑑賞したなかで、一番混雑していた
のが、『大浮世絵展』です。

『ルーブル美術館展』-日常を描く-風俗画にみるヨーロッパ絵画の神髄
さて、フェルメール円熟期の傑作ついに来日により、話題の『ルーブル美術館展』2015

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P1012122★独裁者・ヒトラーも愛したといわれる、フェルメールの『天文学者』
この一枚から17世紀の世界が見えてきます。

①:占星術との関連を匂わせる壁の絵
②:天文学者が羽織るのは、日本の褞袍!?

17世紀に誕生した最先端の職業である天文学者が着ているのは、
東インド会社を通じて、輸入された先進的なファッション。当時上流階級
で流行した日本の褞袍を模したガウンだ!!
③アンティーク趣味の天文学グッズ 天球儀は1600年頃に発表された
もの。描かれた1668年からすれば一昔前の品ばかりです。


④テーブルクロスはペルシャ絨毯
 16~17世紀はオスマン帝国の全盛期。
トルコやペルシャの絨毯が、海上交易の中心地オランダには数多く入って
きていました。
⑤:白い斑点はカメラを使った証拠?カメラ・オブス・キュラ(暗箱)は、
16世紀にレンズが用いられより精巧になりました。ハレーションのような白い斑点は、カメラ・オブス
キャラを通して観察された可能性が高いそうです。

今回の『ルーブル美術館展』の絵画は、時代の背景から「歴史画」⇒「肖像画」⇒「風景画」
⇒「静物画」⇒「風刺画』とランク付けされています。

ボクは、絵を描くのは不得手ですが絵画を鑑賞する際、絵が描かれた時代背景にとどまらず、
その絵画が今なぜその美術館にあるのかという点に着目して、歴史をひもといて鑑賞すること
ができれば、興味深いものがあります。

流石、『ルーブル美術館展』でした。
P1012140
当園オキニの絵画は、ジャン・シメオン・シャルダンの
《買い物帰りの召使い》です。




この美術館展は、6月1日までは国立新美術館、6月16日からは、京都市美術館で鑑賞
できます。WWW: http://www.nact.jp/

『ワシントン・ナショナル・ギャラリー』展・in 三菱一号館美術館

▼ 『ワシントン・ナショナル・ギャラリー』展~アメリカ合衆国が誇る印象派コレクションから

アメリカは20世紀の到来を待たずに世界一リッチな国にのし上がった。その快進撃をリードした
のは、まさにアメリカンドリームを体現した実業家である。石油王ジョン・ロックフェラー、鉄鋼王
アンドリュー・カーネギー、金融王J・Pモルガンetc..
他方、ヨーロッパでは市民の台頭により王候が没落。芸術品な富のあるところへ・・
アメリカの美術館の多くは、19世紀後半以降、そんな成り行きでヨーロッパの名作群を礎とします。

そして、アメリカ人なら必ず一度は訪れるといわれるワシントン・ナショナル・ギャラリー(NGA)は、
象徴的存在です。設立を主導したのは、メロン財閥のアンドリュー・W・メロン。長女エイルサです。

【ワシントン・ナショナル・ギャラリー展】
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P1012105長女エイルサは、美術館の学芸員に常々、次のようにいっていたそうです。
「ギャラリーのため、わたしが常に最大の関心事であり喜びにもなっている」


さらには、本家フランスでは冷遇されていた印象派が、新時代のジャンル
として確立したのは、アメリカの富豪たちがこぞって印象派絵画を買い求め
たことも大きいと思います。

アメリカの大富豪が、セザンヌやドガの生活と芸術活動を支えたと
いえるかもしれませんね。



P1012113★当園マネージャーの一番のお気に入りは、ピエール・ボナールの
《辻馬車》でした。





P1012119最後はお約束の MYお土産の公式ガイドブックetc..です。






ワシントン・ナショナル・ギャラリーからエイルサ・メロンの感性が光る可憐なコレクションが来日!!
ご興味のある方はぜひ。 5月24日までです。
WWW: http://mimt.jp/

京都・大原さんちの台所塾『高野豆腐と野菜の炊き合わせ』♪


昨日は、久しぶりに「おばんざい料理」にチァレンジ致しました。

【大原さんちの台所塾・高野豆腐と野菜の炊き合わせ】
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P1012094◎材料・・高野豆腐、原木しいたけ、さつまいも、にんじん、いんげん豆
調味料etc..





高野豆腐のやさしい味。おだしの味はなかなか難しいもの。「料理には自由の中にも決め事がある」
と大原さん。調味料が多く、仕上がりの味が想像しにくいものは「量る」が鉄則。逆に「量るだけ」で、
毎回決まって、ちゃんとおいしく作れるようになる。
うん「習うより慣れよ!」ということですね。
きれいに澄んだ味に仕上げるためには、しいたけと野菜は個別に煮るのがポイントです。

大鉢に盛れば、それだけでごちそうに!しかも「おばんざい料理」の特徴のひとつは、薄味です。

【参考書籍・レシピ集】
03406416_1わたしの十八番レシピ 〔定番もの〕 京都・大原さんちの台所塾

著者 大原 千鶴
出版社 文藝春秋
発行 2013 04/20

書評 幻滅-外国人社会学者が見た戦後日本70年

■書評 幻滅-外国人社会学者が見た戦後日本70年

26421487_1幻滅-外国人社会学者が見た戦後日本70年

著者 ロナルド・ドーア
出版社 藤原書店
発行 2014 11/30




今夏、安倍総理が打ち出した戦後70年談話についてを議論する有識者会議のメンバーが決まった。日本郵政社長の西室氏を座長にバランス重視の人材だという。

さて、著者は「親日家・知日家」と呼ばれた1925年生まれの社会学者、ロナルド・ムーア氏。過去には、書籍「日本型資本経済と市場経済」の衝突などを出版されている。有識者の間では、日本通として有名ということを本書で初めて知った。90歳近くにしてこのパワーには、本当に頭が下がる。本書の帯には、「『親日家』から『嫌日家』へ!?」記述されていて、日本における著者自身の1950年代からの感情の移る気も記されている。

英米に対するボクから見方は、徹底した「市場原理主義」が頭にこびり付いていたのだが、全く著者の見解が真逆だったので正直驚かされた。第一部から第六部のアベノミクスまでその指摘はじつに鋭く、日本人との人脈もかなり多彩である。初来日した際は、「あまりに魅力的な異邦人社会」であり東京の日常を調査し、農地改革の時は、山形、島根、山梨まで自ら足を運び研究を続けた。

また、池田内閣の所得倍増計画は、ケインズのいうアニマル・スピリットより「倍増」という言葉が効果があったと回想したり、60年代の日本平等主義時代の当時の東京都・教育長だった小尾氏の機会均等も本書でご確認いただければ、番町小学校⇒麹町中学校⇒日比谷高校⇒東京大学へのエリート・コースがいかにナンセンスだったのか。お分かりいただけよう。

著者が農業総合研究所に籍をおいていた際には、政府税制調査会・農業審議会・米価審議会の会長、東畑精一やIBJ(日本興行銀行)の中山泰平氏をそっぺいちゃんと呼ぶ間柄であったことからも著者の人望・信用も高かった点もうかがい知れる。そんな眼力の持ち主による著者の我が国の転換点は一体どこにあったのか?
それが、本書のタイトルであるのだが、ちょうどレーガノミクス、サッチャリズムの時期と重なり、鈴木善幸総理の時代日米安保体制が「日米同盟」と呼ばれるようになった時が分水嶺だったと分析している。その内閣を引き継いだのが中曽根内閣である。

さらには、バブル崩壊を含む3回の危機を乗り切った我が国の分析は、時には経済学者。例えば、バブル崩壊にもっとも有名な倒産は山一證券のそれだったわけであるが、他方米国においてはエンロン・ワールドコムだ。
「アメリカの不祥事は役員が自腹を肥やすためにインチキな会計をする。日本の不祥事は、主として会社のためにするインチキだ」。とズバリである。「憲法絶対反対」という理論に固執せず、むしろ憲法改正を行い本当の憲法にしたほうがいいとか、時には外交専門にと、上述したように本当に著者の見解は傾聴に値し、しかも核心をついている。

ただ、「アベノミクス」の提言の項目には1~2箇月後にインフレ目標を4~5%する著者の提言には、私的には納得がいかなかった。とはいえ、今ではロンドン、ハーバード、MIT大学で教鞭を取りながら、戦後日本のバイタリティ溢れる指摘にはただただ、頭が下がるばかりである。
皆さまもぜひ、ご一読してみてくださいませ。
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