ASAMANA manager's-blog

旬のフルーツリレー便

2013年01月

伊予の国の「宮内いよかん」好評販売中!!

【宮内いよかん】 産地:愛媛県・八幡浜
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伊予柑と言えば、柑橘王国・愛媛県が発祥と思いきやなんと山口県なんです。
その後、愛のある国愛媛県で栽培が盛んになり、「伊予の国」から「イヨカン」と呼ばれるようになりました。
 
みかんとオレンジの交配種で果肉の色が濃く、やわらかくて果汁もタップリ。
甘みと酸味のバランスがよく、香りもいいのが特徴です。
是非、ご賞味下さいませ。
 
◎保存法・・柑橘類は乾燥を防ぐためにビニール袋に入れ野菜室にて保存して下さい。
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価格 Lサイズ 等級・優 約10kg ¥3650- です。

書評 ビッグデータ社会の希望と憂鬱

■ビッグデータ社会の希望と憂鬱

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著者 森 健
出版社 河出文庫
発行 2012 11/20


昨年読了した「閉じこもるインターネット-グーグル・パーソナライズ・民主主義」の書籍では、主にグーグルの検索依存による真の思考力という懸念とフィルタリング作用がより浸透することによって個人の関心が弱まってしまうという指摘であった。昨今、耳にするようになった「ビッグデータ」。歴史を遡れば19世紀末の現代版国勢調査らしい。

ビッグデータの定義はいろいろあるが、企業や個人が利用できる処理能力を超えた量・多量な情報のことだ。
本書は2005年に「インターネットはみんなを幸せにしたか?」を執筆しさらに加筆した書籍である。ビッグデータの最大の特徴は、テラバイト、ぺタバイドといった膨大なデータを組み合わせ、社会や企業が有益な情報を得る仕組みだが、その対価をエンドユーザーのボク達が得る事ができても、データそのものを見たり、利用できない非対称性の仕組みだ。

本書の趣旨から記述する。ユビキタス、クラウド、そしてビッグデータはエンドユーザーの視点からではなく、供給側(企業)に沿ったものであるということ。そのきっかけの一つとなったのが2001年の9.11同時多発テロである。その後ロンドンでも2005年同時爆破テロが起き、今やイギリスが監視カメラの台数が一番多いそうだ。
その結果、生体認証(バイオメタリクス)指紋、空港では顔写真はもはや当たり前となっている。これはいわば国家単位による監視社会だ。これを企業に当てはめれば、GPSが導入されている運輸会社は、今何処を何キロでどのルートをと逐一データが本部に送られ、この社員いわく、これでは息が詰まりそうだとぼやく。

さて、ボク達のもっと身近なコンビニエンスストア。ボクはカードを所有していないが、本書ではローソンのPontaカードが紹介されている。例えばこのカードで購入すればどの時間帯に「唐揚げ」が何十代の層の購入されているかわかるという。当然Visaカードとの併用のカード利用すれば家族構成、勤務先、年収etc..と社の情報となるわけだ。よってボク達は会員割引やその他の特典を得ることを引き換えに個人情報(プライバシー)を提供していることになる。これは、現在当たり前の社会となっている。

「閉じこもるインターネット」と重複する部分もあるが、グーグルの検索、アマゾンの購入履歴を活かした商品推奨等、著者が一番懸念しているのは「集団分極化」だ。自らが理解できる範囲しか理解しない。自分とは合わない他者とは関わらない。やはりここでも論理的に支えとなるのは、リスク意識(他者)と信用の担保である。
ネットワークの拡大で誰もが利便性を享受でき実利もある。しかし反対に自分も管理されている立場を決して忘れてはならない。導かれる「見えざる手」が、どちらを向いているのかを真剣に考えなくてはならないだろう。それはボク達自身の問題でもあるからだ。

大宅賞作家による本書は、専門的な用語もなく生活者の視点でこの「ビッグデータ」時代を見つめている。
本書の実に4割くらいは、プライバシーに関する書籍でもある。本書を読了しちょうどスマホからのエアコン操作も解禁になったがまずは、IT社会においてはじめにセキュリティありきである。多様な可能性を秘めるビックデータ、ネット上でのコード(規律)の動向もますます強まると思われる。

おばんざい料理『揚げ大根とかにとゆり根のあんかけ』

おととい関東南部でも積雪を観測し、犬もコタツでまるくなるそんな厳しい寒さが続いていますね。
久しぶりにおばんざい料理にトライしました。

【揚げ大根のかにとゆり根のあんかけ】
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材料・・大根、かに(ボイル)、ゆり根、えのきだけ、青ねぎ調味料です。
 
この料理のポイントは、大根を揚げてから煮ると火通りが早く、甘みが増しておいしくなります。
ゆり根のほっくりした甘さとかにの風味が大根をやさしく包み込みます。京風のうす味仕上げです。

★レシピ
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ASAMANA名物野菜、「寒締めホウレン草」好評販売中!!

今冬は、寒波の影響で葉物野菜が高いですね。
とりわけ顕著なのがレタスで、例年比7割高だそうだです。
それでも。葉物野菜は料理にほしいですよね。
 
Spinach
【寒締めホウレン草】 産地:浅間高原・小諸市産
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流石にこの時期ですので、外での栽培では凍ってしまいます。
そこで、当園では完全無農薬でのハウス栽培を行っております。
ハウス内で育った「ホウレン草」は寒さに耐えるため、葉は地面を這うように広がります。
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それでは、「寒締めホウレン草」はなぜ甘いのでしょうか?
ホウレン草に限らず、寒さに耐える植物は体内に糖度を高めて凍ってしまうのを防ぐ働きを持っています。
ホウレン草の場合は糖度が上がるだけではなく、ビタミン類の含有量も高くなります。
甘みだけではなく、濃厚な味にもなります。
 
ここで「プチ・べジ太の根も葉もある話」
アニメでおなじみの「ポパイ」。当初、キャベツでパワーアップしていたそうです。
ストーリーが進むにつれ、缶詰で持ち運びでき栄養価の高いホウレン草に変更した説もあります。
 
そこで、最適なレシピは??
『ゴマ和え』です。ビタミンCが豊富なホウレン草は、ビタミンEと一緒に摂取するとより強化されるそうです。
ビタミンEを豊富に含むゴマを利用した料理は、非常に理にかなった食べ方なのです。
是非、お試しくださいませ。
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価格 1袋 ¥100- です。

書評 言語が違えば、世界も違って見えるわけ

■書評 言語が違えば、世界も違って見えるわけ

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著者 ガイ・ドイッチャー
訳者 椋田 直子
出版社 インターシフト
発行 2012 12/05

一時話題となった社内公用語に英語を採用する企業。楽天、ユニクロ、サイバーエージェントetc..
しかし元日本マイクロソフト初代社長の成毛眞氏の著「日本人の9割に英語はいらない」と説く。
もし学習するのなら国際法を薦めるという。皆さんはどうお感じになられるでしょうか?そこで本書である。

さて本題に移ろう。本書によれば現在、世界に6000前後あるとされる言語の約半分は、2~3世代のうちに消える可能性が高いという。ボクが察するには、世界の都市化の波が進み、アフリカやアマゾンの部族がどんどん都市へ流入しその結果、言語が消滅するということも一理あると思う。貧困からの脱却とグローバル化の波である。
実は、ボク達が利用している言語には2つの顔を持つ。公の役割を担う時の言語は、言葉によるコミュニケーション。もうひとつは、話をしてそれぞれが心に取りこんでいた体系である。本書では、色彩、空間、ジェンダーの3つの事例を用いてボク達の「母語」がどう取りこんできたのか、その体系を見事に描いている。

まずは、色彩。どの言語も黒・白次いで赤が生まれる。ここからが論争である。とりわけ青はダークブルーやライトブルーと単純に青と表現しないロシア語。日本では子どもに聞かれる信号のあの青である。言語によって細部に表現が異なるのがこの青である。日本政府は、現実に合わせるのではなく限りなく色に近づけることを国際基準をもとに「青色」に信号の色を採用している。しかし、言語によっては青と緑の区別もない言語もあるという。
これを物理学者は、色彩スペクトルの連続尺度と見る。

そして、本書で一番の盛り上がりを見せるのが「自己中心座標軸」と「空間座標軸」である。ボク達が普段何気なく当たり前に使用しているのが「自己中心座標軸」。オーストラリアのグーグ・イミディル語は「東西南北」で表現する。例えばテーブルから少し下がってほしい時は「少し西へ動いてくれと」いう。「ちょっとそっちへ」とは言わないのだ。座標軸が常に「東西南北」に固定されているため「右手」「左手」も西側の手と表現するから驚きだ。
結果として物のあった位置など記憶のあり方さえ異なってくる。ご興味のある方は簡単な問題形式が本書に記述されているので参考にされたい。

最後はジェンダーだ。これは元来「種類」「類」を意味していた言葉だが、時代が下って男性名詞と女性名詞となっていく。それがヨーロッパ諸国では顕著である。非常に対照的なのがドイツ語とスペイン語だ。
例えばドイツ語では、時計、アパート、フォークetc..は女性名詞だが、スペイン語では男性名詞だ。
そういった意味では英語は「he」「she」「it」とこれらの代名詞は概して使い分けが平明である。やはり他言語を習得しやすいのは英語になるのであろうか。

結局のところ著者は、最終的に「脳科学」に繋がると結論づける。これからまだまだ新たな研究成果が出てくるであろう。さて、当園の常連のお客様でイタリア在住のバイリンガルの少女は、この世界をどう感じているのであろうか?
「目は口ほど物を言う」という諺がある。次は「目」に関する書籍だ!!
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