▼2050年を生きる僕らのマニフェストー「お金」からの解放

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IMG_09252050年を生きる僕らのマニフェスト-「お金」からの解放

著者 ヤンシー・ストリックラー
訳者 久保 美代子
出版社 早川書房
発行 2023 11/25







「お金」からの解放という視点で「価値の最大化」へ!!非常に興味深い内容でした。現在、世界にはびこる考え方は、「利潤最大化」主義です。株主、企業、政治家、個人etc..しかし、著者は、これから三レアル世代、Z世代が世の中の中心となった時、「価値」の螺旋ができ「価値最大化」主義がはびこるといいます。

「利潤最大化」の概念は、ノーベル経済学賞を受賞したミルトン・フリードマンが唱えた市場原理主義で一層強化されました。しかし、その弊害も現在問題視されています。たとえば、所得格差(1979年から2016年の間、労働人口のTOPの稼ぎ手は時給が27%上昇したが、ミドルクラスの稼ぎ手はたった3%しか上昇していない)、さらには、1977年以降、賃金の中央値は10%しか上昇していないいっぽうで、役員報酬は1000%上昇しているとのこと。それから環境問題・気候変動問題などです。企業は労働力や資源を最適化するべくコスト削減に重点を置くようになります。他方、アウトドアブランドのパタゴニアは、商品をリサイクルするだけではなく、環境保護活動にも積極的に関与し、自動車会社テスラは、環境にやさしいモビリティを世の中に広めるべく、知的財産を他社に開放し、電気自動車のいち早い、世界への普及を目指しております。

上述した2つの企業は、従来の枠組みを超え、利潤追求だけではなくその社会や環境に対する責任を意識するビジネスモデルの一例です。また、本書では現・パナソニックの松下幸之助氏が提唱した「共生共栄の経営」の概念とも一致します。氏は、わが国ではじめて週休2日制を唱えたことでも有名です。

そして、著者は上述した企業などを「ベントーイズム」と唱えております。すなわち栄養バンスがよく、腹八分目主義ということです。そんな著者は、クラウドファンディングの草分けである「キックスターター」の共同創業者です。

では、なぜ本書のタイトルは、2050年なのでしょうか?たとえば、バスケットボールにおける「スリーポイントシュート」、今では当たり前の光景ですが、このスリーポイントが勝負に勝つために必須となるまでに、約30年の歳月がかかったなどの面白いデータがあります。また、30年といえば、いま生きている人の3分の一が亡くなっていて、増大した人口の半分がいまから生まれる人になっていることでしょう!!そして、30年の歳月がかかる3つの理由(わけ)は、

①技術、②測定、③特異性

とも著者は述べております。

経済や社会構造の変革には、本書を読了した限り30年を要し、現在のミレニアル世代、Z世代の中心の時代には、この「価値最大化」主義が浸透している可能性があるのです。30年後に未来は、GⅮP(国内総生産)という指標は終わりを告げていることでしょう!!今の自分から未来の自分たちという価値観です。未来への価値重視は、持続可能で包括的な発展を促進し、世代間の調和を取るうえで、重要な要素となっていることだと思われます。

本書は、もっと注目されてもおかくない内容でした。

気になった方は、ぜひチェックして見てくださいませ。

【参考書籍】
2050年を生きる僕らのマニフェスト: 「お金」からの解放

著者 ヤンシー・ストリックラー
訳者 久保 美代子
出版社 早川書房
発行 2023-11-21



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