人生100年時代から140年時代??に。
遺伝子を効率よく改変できる「ゲノム編集」と技術を使った食品が、早ければ今夏にも我が国の市場に流通することになり話題となっております。その技術とは、「クリスパー・キャス9」です。
遺伝子の一部を壊して働きを止めるゲノム編集なら自然交配と同じ届け出だけで流通できるといいます。
たとえば、とまと。筑波県つくば市にある筑波大学では、ゲノム編集を使ったとまと栽培するビニールハウスの建設準備が進み、この大学が開発した「とまと」で、血圧の上昇を抑える「GABA」という物質を多く含むそうです。ミニとまとの大きさなら、2つ食べれば高血圧を防ぐ効果があるそうです。
その他、阪大では毒素の少ない「ジャガイモ」、産総研では、卵のアレルギーが少ない「ニワトリ」、農研機構では、収穫量の多い「イネ」、近畿大学では「肉付きの良いマダイ」などが予定されているそうです。
上述のようにエンドユーザー様にとってのメリットは短期間で簡単に開発ができるということになります。ただ、各国で議論が分かれております。欧州では司法裁判所が2018年7月に遺伝子組み換えと同様に規制すると判断し、慎重に議論が進められております。他方、米国では米・農務省が2018年3月に「ゲノム編集」食品の栽培を規制しない方針を打ち出しています。
ちょうどタイムリーなことにみすず書房より「これからの微生物学-マイクロバイオータからCRISPRへ」という書籍が発行されております。小職にとってはこの書籍は、まさに買い!! です。

著者 パスカル・コサール
訳者 矢倉 英隆
出版社 みすず書房
発行 2019 03
本書籍の感想などについては、後日、本BLOGにて。。
お問い合わせ先 ASAMANA・小林農園浅間サンライン直売店
TEL 0267-24-1483
WWW: http://asamana-farm.com/
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