2015.12.30 北佐久郡・御代田町より撮影
『浅間山』 標高2,568m
新しい年の幕開けを前に、これから始まる一年に思いを寄せて、希望に胸をときめかせていらっしゃることと
思います。
本年、小林農園浅間サンライン直売店は、節目の20周年を皆々様のお蔭で、7月迎えることができました。
今年の世相を表す一文字は、『安』でしたね。ASAMANA・当園にとっては、『T』です。理由(わけ)は
後述致します。
さて、まずは春先の「野菜の苗木」の販売でございます。あの2013年のバレンタインデー大豪雪は
まだまだ記憶は鮮明で、その時、わが街・小諸市の積雪量は104cmを観測し当園28棟のハウス約3分の2
が倒壊しました。本年は、みなさまの温かいお言葉やe-mail etc..を頂きさらには、励みに全面改装し、野菜
&フルーツの苗木をご来園されたお客様にとりましては、非常にお買い物の際のストレスを感じずに、選びや
すく苗木の配置ができたと感じております。また、レアな野菜の近年お客様からのアンケートを参考にさせて
いただき、徐々にではございますが、来年も増やしていけたらと感じております。
さて、節目の20周年を迎えた、小林農園浅間サンライン直売店です。本年も天候の悩まされました。
お盆の帰省シーズンの「川中島白桃」は、史上最悪の年と言われ、また築地市場でも屈指の「白鳳」の
名産地、「JA志賀高原産の白鳳」については、TPPの関係で海外へ輸出と信州人が、信州の桃を
食べられないという、何とも歯がゆい思いを致しました。そうです、
当園にとっての一文は、TTPの『T』でこの点に関しましては、ウィンターGIFTシーズンの「サンふじ」
リンゴについても同様のことがいえ、「JA志賀高原サンふじ」リンゴが、本年より台湾への輸出を
本格的に開始したため、信州〈特選〉サンふじリンゴの主要産地が、株式用語でいう「つれ高」で、価格が
底上げされました。販売サイドと致しましても、信州を代表するウィンターGIFTの食材の代表、「サンふじ」
リンゴ、非常に販売しにくい面があったのも確かでございます。
ただ、味覚に関しましては、夏と秋の陽気もはっきりとし、尚且つ昼夜の寒暖の差もあり、果汁が締まり、
お・いし・い果実を全国の皆々様に発送でき、きっとお悦びになれていると思っております。
一番当園で、引き合いが強かったのが、「ブドウ」です。食べやすさで市民権を得た「ミカン」よりもさらに、
食べやすくさらには、ゴミがでない点が魅力でしょうか。信州生まれの「ナガノパープル、次世代マスカット
ブドウ、「シァインマスカット」ブドウは、種がなく、皮ごと食べられます。また、信州もブドウ王国・山梨県
に負けないほどのブドウの品種が増えてきております。
当園・フルーツの仕入れ担当と致しましては、できるだけお客様のご要望に応えられるよう精進してまります。
上述した「天候」との共生。北極圏は、1900年の観測史上一番暑かったそうです。農業分野に携わる者
として天候へのリスクヘッジはもうまった無しの状況です。経営方針をTPPの問題と合わせて、考慮してい
きたい所存でございます。
来シーズンは、20+1周年ととらえ、「初心忘れべからず」の気持ちで、社会の素敵な貢献を、皆さまとの
素敵な笑顔で、元気に頑張っていきたいと考えております。
2015年、ASAMANA・当園をご利用していただきました皆々様、本当にありがとう
ございました。スタッフ一同、心より感謝申し上げます。どうぞ良いお年をお迎え下さいませ。
2015年12月30日
ASAMANA・小林農園 マネージャー 小林
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