▼ 『ワシントン・ナショナル・ギャラリー』展~アメリカ合衆国が誇る印象派コレクションから

アメリカは20世紀の到来を待たずに世界一リッチな国にのし上がった。その快進撃をリードした
のは、まさにアメリカンドリームを体現した実業家である。石油王ジョン・ロックフェラー、鉄鋼王
アンドリュー・カーネギー、金融王J・Pモルガンetc..
他方、ヨーロッパでは市民の台頭により王候が没落。芸術品な富のあるところへ・・
アメリカの美術館の多くは、19世紀後半以降、そんな成り行きでヨーロッパの名作群を礎とします。

そして、アメリカ人なら必ず一度は訪れるといわれるワシントン・ナショナル・ギャラリー(NGA)は、
象徴的存在です。設立を主導したのは、メロン財閥のアンドリュー・W・メロン。長女エイルサです。

【ワシントン・ナショナル・ギャラリー展】
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P1012105長女エイルサは、美術館の学芸員に常々、次のようにいっていたそうです。
「ギャラリーのため、わたしが常に最大の関心事であり喜びにもなっている」


さらには、本家フランスでは冷遇されていた印象派が、新時代のジャンル
として確立したのは、アメリカの富豪たちがこぞって印象派絵画を買い求め
たことも大きいと思います。

アメリカの大富豪が、セザンヌやドガの生活と芸術活動を支えたと
いえるかもしれませんね。



P1012113★当園マネージャーの一番のお気に入りは、ピエール・ボナールの
《辻馬車》でした。





P1012119最後はお約束の MYお土産の公式ガイドブックetc..です。






ワシントン・ナショナル・ギャラリーからエイルサ・メロンの感性が光る可憐なコレクションが来日!!
ご興味のある方はぜひ。 5月24日までです。
WWW: http://mimt.jp/