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本年は、昨年に続き「Return in the basis第二章」
(原点回帰、初心忘れべからず)の気持ちで望んだ17年目の年。

今年、改めて痛感した事は「事務ミスをなめるな」です。
よく、銀行員は一円合わなければ帰宅できないと言われますが、それはいくら零細企業の当園にとっても同じこと。当たり前の事を当たり前にいかに遂行するか!改めて実感しました。

当園の企画として、浅間サンライン直売店目の前にある畑の収穫体験。
こちらは、思いのほか大人の方々に好評でした。とりわけ「ミニトマト」が大評判で、バスツアーでお越しになられましたお客様にもご利用をいただきました。
大変感謝を致すと共に来年もご来店のお客様には、記憶に残る直売店を目指して行きたいと考えております。

農家受難の年。今年9月頭から「キャベツ」と「白菜」は日本列島全体で出荷調整を約20日間行いました。
天候の恵でもあるわけですが需要がない。
それを天候も味しますと、今年の9月はこの115年で観測史上最も暑い残暑でした。
よって食欲がわかない、まさにダブルパンチです。
この点については、当園のみならずアダプト思考が必要になってくると思います。
平年比4割安だった「キャベツ」などは、是非お客様に料理の工夫を凝らしていただき、上手に活用していただきたいとお願いを致す次第でございます。

当園マネジャー兼バイヤーであるボクにとって一番の驚きは、JAちくまの葡萄の品種の数。
JAちくまといえば「あんずの里」。それがこの2年ほどで 16品種くらいの「葡萄」が出荷されました。
お客様が見て楽しく、また黒・赤・青の葡萄をミックスしGIFTとして大好評でした。
ただ選択の科学として迷いが生じますが・・

ボク自身の反省すべき点は、マネジメントでした。
人間の役割とは何か?この答えは常々植物から教わるのですが、「尊敬することと、管理することである」と。
しかし、知らず知らずに自己管理が疎かになり、12月中頃からは体調を崩してしまいました。
とりわけpureな気持ちを込める大切なウィンターギフトシーズンにご来店していただいたお客様には、多大なるご迷惑をおかけ致しました事、この場をお借りし深くお詫び申し上げます。

最後の最後に不甲斐なかった2012年も残り僅かですが、2013年は天候と自己の管理。
この2点が当園の最重要課題になるかと思っています。

2012年、当園をご利用いただきました皆々様、誠にありがとうございました。
スタッフ一同、心より感謝申し上げます。どうぞ、良いお年をお迎え下さいませ。

2012年12月29日
ASAMANA 小林農園マネージャー 小林

※尚、浅間サンライン直売店は、12月30日(AM)まで営業を行っております。