本年、当園は15周年の節目を超え 「Return in the basis」、
(原点回帰、初心忘れべからず)の気持ちで望んだ16年目。

1月31日、育苗センターにて初の種蒔きをし、その後順調にすくすくと苗は成長していました。
そして、2011.1.03.11未曾有の大震災、「東日本大震災」が起こり、私を含め皆さまも被災地の方々になんとかしてあげたいそんな気持ちになったことと思います。
私も今までの人生でつらい時など、いろいろな方々に支えられて生きてきました。

何かできないのか?そんな折、わが街・小諸市にも避難されてきた方々、約40名に旬のフルーツお届けすることができました。それからは、まず「自分の仕事をきちんとやろう」そう決意しました。
「風が吹けば桶やが儲かる」ではないですが、当園の新鮮でお客様が喜ぶ野菜&フルーツを提供する事を使命とし携われば、やがてそれが被災された方々へと巡り巡って思いが届けばと・・

ところが、今年一番の課題が私の中でははっきりしました。それがデジタルとアナログの融合です。
Webサイト立ち上げに関与し、その責任は私にあります。マネジメント不足のため、以前より店頭に出てお客様との出会いが減ってしまいました。わざわざ遠方からご来店になり、ご挨拶もできずに本当に申し分けなく思っております。本blogにて深くお詫び申し上げます。

ただ、非常に嬉しいニュースも。夏も終わりに近づいた頃、天皇・皇后両陛下が、当園の契約農家のある信州・東御市「中屋敷」地区の巨峰をご見学にお越しになられたのです。
間近で拝見させていただいた両陛下の腰の低さには、本当に頭が下がりました。

よって、本年の「中屋敷巨峰」は両陛下に見守られ、たたわに育った「巨峰」を全国の皆さまに発送できたことをバイヤーとして嬉しく誇りに思います。また、人生での一期一会の大切さを改めて実感致しました。

そして、年末のWINTER GIFT「サン(無袋)ふじりんご」。なんと信州では、30年ぶりともいわれるほどの大不作でした。しかし、私バイヤーの使命は仕入れ。
酷寒の中、卸売市場で夜中のAM3時まで農協から市場に入荷するまで待機です。
やっぱり好きなのでしょうか?この仕事。
毎年、一年の感謝を込めて贈られる大切なギフトの為に。そして、毎年当園をご利用していただいている12Asamaの会員様の為に、自身全然苦にはなりませんでした。
しかし、ここまでの大不作、私が小林農園に携わり初めての事でした。市場関係者の方々も、こんな年はと嘆いていました......
リンゴの生産高NO.1を誇る青森県も20%以上減だそうです。
実はこの大不作、昨年の猛暑などの影響もあり、信州では春先の遅霜も加わった結果です。
従い、本年のサンふじリンゴは、GIFTにご利用されて方々は尚の事、先様に大変喜ばれたこととお察し致します。
2011年の世相を表す漢字一文字は「絆」。当直売所Webサイトを立ち上げ、ネット上においての客様との関係は、本年7月をもってお陰様で一周年が過ぎ、「絆」は十二分に深められました。しかし、店頭での「絆」は、正直猛反省の一年でした。
自然との共生で育つ野菜や果実、その一方無残にも3.11の東日本大震災で多くの 方々が津波で命が奪われました。本blogにて改めてご冥福をお祈りするとともに、自然との共生のありがたさと恐ろしさを共感した年でした。
2011年、当園をご利用いただきました皆々様、誠にありがとうございました。
スタッフ一同、心より感謝申し上げます。
どうぞ、皆さま良いお年をお迎え下さいませ。

2011年12月30日
ASAMANA 小林農園 マネージャー 小林
浅間高原より
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