昨日、初詣の参拝者数全国9位にランクインする信州・善光寺本堂にて「すす払い」が行われました。
いよいよ2011年もラストスパート!
そして「もういくつ寝れば、お年玉」、そんな歌が聞こえてきそうな12月も早29日です。

お正月の「節会(せつえ)」を祝う料理が「おせち料理」。近年は、ネットや百貨店でも力を入れていますよね。
一品一品に「福」を呼ぶ意味が込められております。
せめてお正月くらいは、じっくりと伝統の味をかみ締めて一年の無事を祈りたいものです。
そこで今日は、べジ太の根も葉もある話「おせち料理」編です。

まずは、基本の【口取り】3品
数の子は「子孫繁栄」、田作りは「田植えの祝儀・五穀豊穣」、黒豆は、黒く日に焼けて「まめまめしく働けるように=無病息災」の意味があります。
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その他、8品+1
①「酢れんこん」=穴が開いていて先を見通せることから先を読む意味が込められております。
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②「なます」=白い大根と赤い和のニンジンで紅白の水引きに見立てます。
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③「えび」=火を入れるとすぐに丸くなるエビは、腰の曲がった老人のすがたを 重ね長寿を象徴します。
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④「里芋の煮物」=子イモがたくさん付くサトイモは、子宝に恵まれることを意味します。
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⑤「くわいの煮物」=太い芽がでることが特徴的なクワイには、「将来、芽が出るように」との希望が込められています。
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⑥「梅花にんじん」=梅は初春のころに咲く花。その花に模して切り、煮物に梅干しを加えたものが梅花にんじんです。

⑦「鯛の二身焼き」=タイは「めでたい」の語呂合わせです。

⑧「昆布巻き」=「よろこぶ」の語呂合わせですが、昆布の中には、「子だくさん」のニシンがいいそうです。

そして金運アップには、「栗きんとん(金団)」・・金は黄金、団は魂を表し、金運を願った一品です。

核家族が進む昨今、家族そろって縁起のいい料理をいいただくのはすがすがしいものですよね。
また、○○家オリジナルの一品なんかも是非、地域ならではの伝統の味がありますので、後世に伝えていきたいものです。