昨日は、午後から激しい雨となりました。軽井沢地域。よって過日積もった雪の残雪があります
ので、山間部にお出掛けになられる方は、雪崩にもご注意くださいませ。
また、貴重な晴れ間になりそうなので、年の瀬の準備も捗るかもしれませんね。
明日は、2014シーズンもはや、『冬至』ですね。しかも、今年は19年に一度の「朔旦冬至」に
あたります。
「朔旦冬至」は、新月(朔)と冬至が重なる日で、月の復活と太陽の復活が重なる日。大変めでたいと
されています。
【一陽来福】
一年で最も短い日が明日の「冬至」です。従ってあさってから日が長くなっていくということ。
そこで冬至を太陽が生まれ変わるととらえ、古くから世界各地で冬至の祝祭が盛大に行われて
きました。また「冬至」は太陽が一番弱まった日であり、この日を境に再び力が甦ってくることから
「一陽来福」といいます。
【柚子湯】
◆柚子=「融通」がきく。冬至=「湯治」に、こうした語呂合わせから柚子湯に入るという意味があり
ますが、もともと「運」を呼び込む前に厄払いする禊です。
もちろん、柚子湯には血行を促進して冷え症を緩和したり、体を温めて風邪の予防をしたり、芳香に
よるリラックス効果もあります。
【運盛り】
⇐ダイコン、ニンジン、レンコン、ミカン、キンカンです。
「いろはにほへと」が「ん」で終わることから「一陽来福」の願いが
込められています。
◆冬至には、『ん』のつくものを食べると「運」を呼び込めるといわれております。
上に掲載した食材に他には、『あったかうどん』なんかいいですよね。
『ん』のつくものを運盛りと言って、縁起を担いでいたのですね。
【冬至のこんにゃく】
◆冬至に「こんにゃく」を食べる風習の地域もありますが、「砂おろし」、「胃のほうき」と昔の人は
呼び、体内にたまった砂を出すのですね。
あれ、冬至に『かぼちゃ』は??と疑問に思われた方もいらっしゃるかと思います。以前は一次産業
に従事する方も多く保存期間が比較的長いために、「冬至」に「かぼちゃ』を食べるといわれてきまし
たが、今シーズンは北海道が不作。よってスーパーマーケットなどでは、メキシコ産とフードマイレージ
など考えるとおススメできません。基本的に『南瓜』=「かぼちゃ」という「運盛り」からもきています。
わざわざ、季節の逆の産地から重油を使用し運ばれてきて、地球に環境負荷を与えるので敢えて
ボクは、掲載しませんでした。地球にやさしく、“旬”の食材で「運盛り」すべきだと思います。
とにかく、2014年に残すところあと僅か、柚子湯に入り禊ぎを行い、元気に駆け抜けましょう!!