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旬のフルーツリレー便

2013年06月

書評 日本企業は何で食っていくのか

■書評 日本企業は何で食っていくのか

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著者 伊丹 敬之
出版社 日経プレミアムシリーズ
発行 2013 05/24




アメリカが5年6カ月かけている金融緩和を、日本銀行・黒田総裁はなんと異次元金融緩和をアメリカの3倍の量を2年で実施するという。それでも、2011.06.13日経平均株価は800円下げ、ドル・円レートは、6月25日現在97円半ばの状況である。見事にFRBのバーナンキ議長に冷や水を浴びせられた格好である。結局は日銀ができうることは限られている事を如実に表わしているのであろう。

さて、本題に移ろう。3.11東日本大震災とそれにともなっての電力危機を「第三の敗戦」にたとえ、本書はこれからの日本産業の未来図を提言した書籍で決して専門書の類ではない。それでも本書のタイトルからも分かるように「どの産業」で食っていくのか?が趣旨となっている。主にグローバル企業への提言だが当園でも参考になる箇所もあった。2011年に日本のエレクトロニクス産業が減多打ちを喰らった。ソニー、パナソニック、シャープetc..が代表格であろう。

結論から述べよう。キーワードは、①日本企業は電力生産性で食っていく、②ピザ型グローバリぜーションで食っていく、③複雑性で食っていく、④インフラで食っていく、⑤中国とともに食っていく、⑥化学で食っていく。六点である。まず、①+⑥の分析である。1973年のオイルショックの後に日本はエネルギー消費量を大きく減少させながら経済成長を続ける離れ業をやってのけた。その時は、機械産業にシフトした。これから「化学」であるという。何故か?宗教に例えると「物理」=エレクトロニクス産業は一神教で、新興国はキャッチアップしやすい。他方「化学」は触媒一つで多面的な蓄積が必要でなお且つ時間もかかり多神教。これは自動車産業も同様である。実際、理科系の大学院たちも肌で感じており化学系の修士学取得者が伸びているという。また、2000年以降の日本人のノーベル賞受賞者も物理学3名、化学賞が6名となっている。

そして、⑤のインフラ事業である。著者は、人口・地理的距離から潜在的ポテンシャルで中国をプッシュしているが、尖閣問題を含め地政学リスクが大きいのでASEAN・ベトナムやミャンマーなどもリスク分散という意味で考慮した方が良いと思う。例えば、電力の各国の停電率。年間東京・5分、ニューヨーク・12分、カリフォルニア・162分、欧州の技術立国ドイツでさえ57分である。また、日本の電車の正確な時間も同様で、過去の技術者たちの培った功績はやはり大きく、決してジャンプできない分野であることが強みである。

上述した、化学産業・インフラ事業でASEANに食い込み、企業によっては変わるが、中間部門、最終部門とその地で行い、中枢部門を日本におくことにより②はドーナツ型ではなく、ピザ型のグローバリゼーションで食っていく。大手建設機械メーカー、コマツのように最終部門も日本を拠点にする会社も以外に多く、マスコミ誘導の「空洞化は幻想である」と著者の助言も心しておきたい。

そして、前後するが最後は「複雑性」である。この点については、日本においては消費者の多様化、新興国においては「郷に入っては郷に従え」で、日本の「おもてなし」の心の原点に戻りフレキシブルな対応が求められよう。これは決して中小企業にもいえることである。私的に何で?と思われるのは、円高・欧州危機の際にもっと欧州の優良企業を打って出て買収した企業が少なく残念でならない。著者も指摘しているように、「経営者の後継者指名は、劣性遺伝子の法則にしたがっている」と。端的に言えば、自分の社長時代よりプライドが邪魔をし業績が良くては困るのである。これではジリ貧。大胆な戦略転換などできるわけがない。

本書は、当園においては「複雑性」が参考になったし、これから株式投資をお考えの方にも参考になる書籍だと思う。

語りつがれる伝説の木の実、桃『ちよひめ』好評販売中!!


今日のお花は「ストロビランサス」
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花言葉は冷静





いよいよ入荷しました、語りつがれる伝説の木の実

Peach 第一弾!!
【桃:ちよひめ】 産地:山梨県・JAふえふき
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親は「高陽白桃」×「さおとめ」です。極早生の白肉種です。果皮は白色で、着色は多く外観が美しい
のが特徴です。
果汁も多く、糖度は約11~12%程度で酸味の少ない品種です。

◆産地の特徴・・桃はおよそ200年前から山梨県ですでに栽培されておりました。山梨県内各地で
新品種が各地で栽培されておりますが、この管内の「御坂」の桃は有名ですね。
本年は、5月の旱魃があり小玉傾向ですが、この時期の桃としては外観、食味とも優れております。
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まずは、甘~い桃をご賞味いただければと思います。





価格 1ケース 約5㎏ 等級・青秀 3L 16玉入り ¥4740- です。
    1ケース 約5㎏ 等級・赤秀 2L 18玉入り ¥3990- です。
バラ売りも行っております。

尚、JAふえふきの等級については、クオリティの高い順に特秀、青秀、赤秀となっております。


じゃが芋列島リレー便!西日本代表、静岡「三方原男爵芋」入荷!


今日のお花は「クルクマ」
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花言葉は忍耐






長崎の「味いちばん」からはじまる、“旬”のじゃが芋リレー便。
第二弾!は静岡県代表「三方原男爵芋」です。
【三方原男爵芋】 産地: 静岡県・JA浜松とぴあ
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空洞果センサー使用で、品質もしっかり統一されております。





静岡・三方原(みかたはら)台地特有の赤土で育った馬鈴薯は、デンプン質を多く含むためホクホクした
食感が自慢です。
そして、肌がとても艶やかなのが特徴です。
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★おいしいレシピ・・肉じゃがや、コロッケ、ポテトサラダ、シンプルに、ふかして食べるのもオススメです。
基本食材だけに、敢えて品質にこだわっていただきたいと思います。

価格 サイズ Lサイズ 100g ¥21- です。

小林農園・代表による、JA信州中野きのこ栽培の視察旅行


日頃、市場での買い付けを行っている当園代表、昨日は市場の主催で日本一のきのこの産地
JA信州中野のきのこの視察旅行に行ってきました。
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しかしながら、上の写真のように「きのこ」の写真はシャットアウトです。
今回の「きのこ」の視察は主に「エリンギ」だったそうですが、JA信州中野は、その他にもシメジ、えのき
なめこ、株なめこ、山茶茸、そしてバイリンガルは、最近では店頭によく目にするようになりましたね。
きのこは、βーグルカンやグルタミン酸などを多く含み、繰り返しなりますがJA信州中野管内は、「きのこ」
の全国一の産地です。

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そして、うみてらす名立にておいしい昼食です。





その後一行は、新潟へ!!
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妙高連山のすそ野がなだらかに日本海に接する越後平野にある「岩の原葡萄園」へ。
上の写真は、当地の気候風土に適したぶどうを求めて品種改良に没頭し、約1万種の品種交雑の中から
マスカット・ベリー・Aをはじめ22品種の優良品種を世に送り出した、「日本ぶどうとワインの父」
川上善兵衛です。このワイナリーは、2010年の1~2月の豪雪で建物が潰れかけたとも・・
信州は凍霜、新潟は豪雪とその地域・地域で自然との共生は難しいですね。
120年の歴史を誇る「岩の原葡萄園」、当園マネージャーも機会があれば行ってみたいものです。

視察旅行の最後は、徳川家康公の六男・松平忠輝の居城として築かれた「高田城の城跡公園」です。
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日本三大夜桜のひとつと称される高田公園の桜で有名ですね。

まさか、昼間からお酒、そんな事はなかったと思いますが・・・

ASAMANA肉食女子による、お花『ペンタス』の定植!


今日のお花は「ペンタス」です
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花言葉、鮮やかな行動






昨日は、梅雨の晴れ間に小林農園浅間サンライン直売店の庭に、当園育苗センター肉食女子に
よるお花『ペンタス』の定植を行いました。
お蔭様で、2013シーズンの野菜の苗木の販売も終了し、今はレタスの苗の定植を急ピッチで
行っております。そんな中、気分転換になったと思います。
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★ペンタスのいわれ・・ペンタスは、ギリシャ語の「Pente『ペンテ(5)』の意で花びらが5弁の星型を
していることにちなみます。和名は「サンタンカ(山丹花)」です。
花色は、白色・ピンク・赤などがあります。
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茎の先に直径1cm前後の可愛らしい花を30~40輪つけ
星形の花を次々と咲かせます。




当園のスタッフもペンタスの花言葉同様で、皆さまのご来園をスタッフ一同、心よりお待ちしております。
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