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旬のフルーツリレー便

2012年12月

書評 ピカソは本当に偉いのか?

■書評 ピカソは本当に偉いのか?

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著者 西岡 文彦
出版社 新潮社
発行 2012 10/20


ボク好みのタイトルである。よって本書はタイトル買いした書籍です。もしボクが企業の面接官であれば、学生諸君にこのタイトルをぶつけてみたい。今年、フェルメールの「ラブレター展」と「ジャクソン・ボロック展」を鑑賞したがまさに静と動といった印象だった。とくにジャクソン・ボロックに関しては、理解するというより見た者が「どう感じるか」っといった感じだ。っといっても「鑑賞眼」はボクにはないのですが・・

さて本書に移ろう。ピカソの代表作「アヴィ二ョンの娘たち」のみならず、ピカソの絵の前に立たされた時、皆さんはどうお感じになられるでしょうか?
①この絵は本当に美しいのか?②見る者にそう思わせる絵が、どうして偉大な芸術とされるのか?③仮に偉大な芸術としても、その絵にどうしてあれほどの高値がつくのか?④ピカソのような絵であれば、誰でも描けるのではないか?⑤そういう絵を偉大とする芸術というものは、どこかおかしいのではないか?⑥そういう芸術にあれほどの高値をつける市場も、どこかおかしいのではないか?

例えば、1932年にピカソが描いた「ヌード、観葉植物と胸像」の落札価格は、100億円。日本の銀座4丁目の土地公示価格の最高値、その立地の平米当たりの約200倍である。全く恐れ入りますといったところだ。実は、ピカソほど、生前に経済的に儲かった画家はいません。その象徴的なセリフが「私がツバを吐けば、額縁に入れられ偉大な絵として売り出されるだろう」と豪語しています。1973年、91歳でその生涯を閉じるまでにピカソが遺した作品は7万点を超え、ピカソの遺産評価額は日本・円にして約7500億円ともいわれております。それを察したのか、偶然か?フランス政府は、ピカソが亡くなる5年ほど前に相続税は物納でもよいという、通称:「ピカソ法」を立法しています。

時代の背景によるピカソの絵画。西洋において絵画がキリスト教における布教ツールだった時代、宗教改革を経て美術館収蔵品になった時代、そして印象派の時代を経て投機の対象となった時代。印象派といえば、モネ、ルノワールですが、彼らの絵は今でこそ有名ですが、新進時代の彼らの絵は二束三文でした。そこにアメリカの新興富裕層による投機市場が流れ込んできたのです。「いかに安く仕入れて高く売るか」。端的にいえば絵画バブルが起こったわけです。こうして、「前衛的な絵画」は富が富を呼び、とりわけピカソの絵はインパクトは抜群ですので「人々の心をざわめかせる絵画」として箔がつき急騰したのです。時代背景と見事に合致しまさに「運も実力のうち」といったことろでしょうか?

また、本書にはピカソの生まれ故郷を襲ったマラガの地震での出来事がその後の彼の運命を決定づけた事や、人心掌握術、複雑にして怪奇の女性遍歴etc..絵の不得意なボクにとってはトレビア満載でしかも肩肘張らずに楽しく読ませていただきました。機会があればニューヨークの美術館巡りもしてみたいものです。

最後に「ピカソは本当に偉いのか?」この答えは、その芸術は観る人々を幸せにするか?になるのではないでしょうか?

べジタの根も葉もある話~キノコ編~

鍋にして良し、味噌汁にして良し冬の食卓に欠かせないキノコ。
このキノコのうまみをもっと引き出せる調理法が3つあります。
今日は、その3つをご紹介したいと思います。

キノコのうまみをぐっと引き出す調理法
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① ゆっくり加熱
50℃以上の温度で加熱するとキノコの細胞の中の核の膜が壊れて核酸が出てしまいます。
膜の壊れる時間が長くなるように、ゆっくり加熱するのがポイントです。
沸騰後に加熱するのに比べ、水から加熱した方が約4倍うまみが増えるといわれております。

② 乾燥させる
乾燥させて水分を抜くと細胞の中の核の膜が壊れ、加熱したときと同様にグアニル酸のもととなる
核酸が出た状態に。ビタミンDが増えるのはシイタケで確認されています。

③冷凍する
キノコを冷凍すると水分が凍るときに拡張し、細胞核の膜が壊れてグアニル酸のもととなる核酸が出てくる。
尚、冷凍して美味しいのは「シイタケ、エノキ、ナメコ」。ブナシメジは向きません。

◎栄養効果・・食物繊維が豊富なキノコ上記の調理法を参考に・・
          便秘やネタボ予防にも効果大といわれております。

雪マークが並ぶこの一週間の軽井沢地域。あったか鍋料理にどうぞ、参考にして下さいませ。

柚子湯に入って運盛りしよう!「冬至」2012

【一陽来復】
一年で最も短い日が「冬至」。よって翌日から日が長くなっていくということ。
そこで冬至を太陽が生まれ変わる日ととらえ、古くから世界各地で冬至の祝祭が盛大に行われていました。
また、冬至は太陽が一番弱まった日であり、この日を境に再び力が甦ってくることから
「一陽来復(いちようらいふく)」といいます。

【柚子湯】
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柚子=「融通」がきく、冬至=「湯治」こうした語呂合わせから柚子湯に入るという意味もありますが、
もともと「運」を呼び込む前に厄払いをする禊です。
もちろん、柚子湯には血行を促進して冷え性を緩和したり、体を温めて風を予防したり、芳香による
リラックス効果もあります。

【運盛り】
冬至には、「ん」のつくものを食べると「運」を呼び込めるといわれています。
だいこん、にんじん、れんこん、きんかん、うどんetc..と。
「ん」のつくものを運盛りといって縁起をかついでいたのですね。

【冬至のこんにゃく】
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冬至にこんにゃくを食べる風習はその地域によりますが、「砂おろし」、
「胃のほうき」と昔の人は呼び、体内にたまった砂を出すのですね。




最後に冬至のカボチャ???
カボチャ=南瓜(なんきん)、よって運盛りのひとつなのですが、昨日スーパーマーケットを2件ほど行きましたら
トンガ産、ニュージーランド、メキシコ産とボクとしては???です。
わざわざ、季節が逆の国から環境負荷をかけ運ぶ理由がわかりません。
‘旬’の食材で「運盛り」するべきだと思います。

とにかく、今日は運を盛って、柚子湯に入り2012年を元気に駆け抜けましょう!!!

愛知県代表!「蒲郡みかん」好評販売中!!

過日、和歌山県代表・有田のみかんをご紹介させていただきました。
みかんの銘産地から続々入荷です。

【蒲郡みかん・早生】 産地:愛知県・JA蒲郡市
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この産地は、「ハウスみかん」の大産地で有名ですね。しかも、「ミカン」の美味しい条件3つをクリア!
①お天道様からの光、②段々畑からの光、そして三河湾から照り返す光と3つの光で、今年も美味しく
育ちました。

この産地の選果場では、光センサーで糖度や酸味を分析したり、色・傷などを丹念にハイテク機器を利用し
調べられています。
糖度と酸度のバランス、コクのある味、袋ごと食べられるほどやわらかさの特徴あるみかんです。

尚、ご自身で箱買いしたミカンやお歳暮等でいただだいたミカンの箱は、輸送中に圧力かかりますので
写真のように裏返しにして下さいませ。
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◎価格 約10kg 等級・優 サイズS ¥3150- です。袋売りも行っております。

みかんの美味しさも産地それぞれ、食べ比べてみるのも楽しいかもしれませんね。

おばんざい料理『ひじき2種』

昨日は、おばんざい料理の定番にチャレンジ!
【ひじき2種】
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◎材料・・長ひじき、お揚げ、大豆水煮、さやいんげん
調味料etc..




この料理のポイントは、水煮の大豆を使えばすぐに出来て手軽な料理です。
できあがりにゆで野菜をあえるとバージョンアップします。

おばんざいの定番料理で、あるとうれしいひと品ですね。
長ひじきの歯ごたえが後をひくおいしさです。
ひじきの大豆、ふたつの乾物で食物繊維たっぷりのひと品です。
イクメンの方にもオススメの料理です。
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