長野県の鞍掛豆は大豆の品種で、平らな緑色の豆に大きく黒い模様が付いていることで区別されます。この黒い模様は、豆の側面のヘソ(胚)をまいた表裏に丸くついています。ヘソの上に見立てると、ちょうど馬の背に和式の鞍を乗せたように見えることから付いた名前のようです。
2011年12月
長野県の鞍掛豆は大豆の品種で、平らな緑色の豆に大きく黒い模様が付いていることで区別されます。この黒い模様は、豆の側面のヘソ(胚)をまいた表裏に丸くついています。ヘソの上に見立てると、ちょうど馬の背に和式の鞍を乗せたように見えることから付いた名前のようです。
震災と鉄道
著者 原 武史
出版社 朝日新書
発行 2011 10/30
この書籍を読んでいる時、やっと「復興庁」の設置が来年2月に決まった。そう今更?これはボク以外の方々も思った素直な感想ではないだろうか?毎日ネット上では、被災地で亡くなられた方々が、警察庁発表で掲載されている。改めて本blogにて被災された皆様へ心よりお見舞い申し上げます。
もし、本書にボクが生意気にもサブタイトルと付けるとしたら「3.11でわかった鉄道各社の企業体質」である。震災の起こった3月11日から5日後、部分的ではあるがなんと三陸鉄道という第3セクターの赤字路線が営業再開に踏み切った。
震災直後に社長と旅客サービス部長が現場を視察。応急措置ではあるが、営業できそうな区間はとにかく一刻も早く列車を動かすという決断をしたからである。
他方、本書によれば、その日首都圏では約260万人もの人々が帰宅を断念したといわれている。
いわゆる「帰宅難民」である。しかもJR東日本は、シャッターを下ろして駅構内から乗客を締め出してしまったそうだ。この事実は、何を日々通勤で利用していた方々に与えたか。もし電光掲示板でも動いていて○○線運転再開と乗客が掌握出来てたら...、そんな情報をもシャットアウトしたと著者はいう。
さらには、事情が事情である。東京メトロの丸の内線などは、その震災のあった当日深夜でも列車を動かして
いたそうだ。
上記が3.11からの鉄道各社のとった行動である。「安心と安全」・・かつて原爆投下から3日で電車を走らせた広島電鉄の例を著者はあげ、三陸鉄道が動いた際には涙した地域住民もいたという。
瓦礫の山と化した被災地に列車が動いている。地域密着型の赤字鉄道は、被災地に勇気と安心を与えたのだ。
JR東北新幹線は、阪神・淡路大震災の時よりも早く、49日で全線復旧させている。しかし、今回のJR東日本の対応は「公共的空間」を無視した行動と、著者はその怒りを本書から投げかけている。そこには、怒りすら覚える。確かに東京で待ち合わせの際は、駅というケースがボクも多い。ゆえに、安全を過剰に重視したJR東日本、安心を住民に与えた三陸鉄道という図式が成り立つのだ。
著者の調べた時点では、被災地の不通の7線には1000億円以上復旧にかかるといわれている。
今後JR東日本の対応が注目だが、企業体質が東京電力と似ていると厳しい指摘もある。今回の被災地は、JRの独占なのだ。
では、本書が読者に投げかけた議題といえば、次の点だとボクは感じた。
経済効率から言えば、コンパクトシティーをめざし住民を集積化する=新幹線の充実。かたや、文化的機能を考えると見しらぬ人同士の会話場、流れる車窓からその土地柄や人柄を映し出す場にもなる=ローカル線。
現在南信州では、構想に15年のも歳月を費やしたしたリニア新幹線が話題になっている。
開通すれば、東京ー名古屋間を40分で結ぶという。これはJR東海の管内である。
過日、中国の高速鉄道が開通したが、とりわけJRはリニア新幹線を介し「鉄道先進国」の威厳を保ちたいと動いている。
余談だが、長野新幹線を年に3~4回利用するボクも本書を通してはじめて知ったことがある。
線区内「安中榛名」という駅は、秘境駅に認定されているそうだ。避暑地で名高い軽井沢の隣駅である。
インフラとして非常に重要な意味をなす鉄道。まずは被災地の復興・復旧が一番であるが、これからますます人口減のわが国において課題も多い事がはっきりした。
また、本書には銚子電気鉄道etc..など全国の各線が随所に記されているので、これからお住まいをお考えの方にもお勧めの書籍かも知れない。
改めて思う。やはり読書は量である。これがボクの考えである。
2006年、地域ブランドとして登録された南信州を代表する特産品です。
その栽培の歴史は古く、500年以上といわれております。
写真ように鮮やかなあめ色の果肉をきめ細やかな白い粉が覆い、
もっちりとした食感と上品な甘みがあるのが特徴です。
また、ビタミン、ミネラル、食物繊維なども豊富で健康食品としても注目されています。全国的にも知名度が高まりつつあり、台湾にも輸出されています。
一口大の食べやすい干し柿。12月13日からは、すす払いですね。その後のお茶請けに是非おすすめです。
価格 1パック 約200g入り ¥650-です
※干し柿の白い粉は果実内に含まれるブドウ糖がにじみ出て結晶になったものです。
安心して召し上がって下さいませ。
■ 書評 わたしが明日殺されたら
わたしが明日殺されたら
著者 フォージア・クーフィ
訳者 福田 素子
出版社 徳間書店
発行 2011 05/31
「食」のブログにそぐわないタイトルの書籍かもしれない。今回、この書籍は著者買いしたものである。
フォージア・クーフィ、この女性はアフガン初の女性大統領候補である。
よって皆さまにも本書のタイトルをご理解いただけると思う。
短文投稿サイト「ツイッター」社の今年5大ニュースに「ウサマ・ビンラディンの急襲」が2位にランクインし、米国の現地時間2011.05.01に死が確認された。
はじめに、もう何年も前であるが、ボクがビジネスマン時代にある経営コンサルタントの言った言葉を覚えている。それは、「本当に苦しい時、死にたいと思った時日本人であることを思い出せ」と。
本書を読了し、まさに納得である。寝ている間に殺されるかもしれないと思い床に就く日本人は、何名いるであろうか?
著者は、1975年アフガニスタンの北部辺境で生まれ、7人の妻を持つ父の19番目の子どもとしてこの世に生をうけた。「女の子じゃしょうがない」灼熱の太陽の下、大地に放り出された赤ん坊、大やけどをしても生き残った。そこへ母が・・そこからがこの物語のはじまりである。
アフガンでは、前述したように妻が7人もいる(一夫多妻制)。夫に殴られること=愛情だそうだ。
フォージアの父も母を殴り、地元では尊敬される政治家であった。そういう意味では、アフガンではもしかすると恵まれていたかもしれない。しかし、、その父も反政府勢力のムジャ・ヒディンに銃殺された。
その光景はあまりに無残でblogに掲載できないくらだ。
その後、地元から首都カブールetc..と避行を続け心の支えとなったのが兄であり母だった。母は最愛の息子を殺される。
そしてタリバンの登場である。あのバーヤンの文化遺産である大仏を吹き飛ばし、女性とみるや強姦・レイプの数々である。そんな中でもフォージアは、空に弾丸が飛び交う中の激戦地で英語・医学を学び、最愛の男性とフォージア自身生涯最良の日・結婚式がタリバン支配のもとで行われた。
そのフォージアも2人の女の子を儲けた。流石に2人目が女の子とわかった時、夫タミドは口も利かなかったそうだ。でもフォージアは強かった。母のあの灼熱の下での事を思い出したのかも知れない。
英語を学んでいたのが功を奏してユニセフで働き、対テロ戦争後の平和構築過程で2005年下院議員選挙で当選、そして副議長にも当選した。その間タリバンに3度監禁され、迫害された夫は結核で無念にも早世している。そして、今やアフガン初の大統領候補と期待されている。
「殺されるかもしれない。でも平和な国と子どもたちの未来をつくるためにお母さんは出かけます」
本書は娘2人に綴ったこの言葉からはじまる。
また全20章の各章間に娘たちに贈った言葉が記されている。フォージアの壮絶なこれまでの人生と、
また華々しい経歴裏は、ボクは言葉では表現できない。
そのアフガニスタンからも「東日本大震災」後の支援が届いている。
そして、まだ米軍が14万人駐留しているアフガン、完全撤退は2014年だそうだ。
フォージアの真の戦いは、これからが本番であるかと思う。
祖国再生ため文字通り命を賭けるこの女性に遠く日本から応援したいと思う。
世界自然遺産の大地・知床へ!
→北海道・「JAようていの男爵」、そして「知床紅男爵芋」。
じゃが芋です。うまみをたっぷり引き出した逸品です。
ASAMANAマネージャ...